大崩竹細工店

  〒899-6104 鹿児島県姶良郡湧水町川西798番地 
  TeL 0995-75-3998 Fax 0995-75-3998 

   
   

 珠玉の美術工芸品、お茶道具、日用竹製品は今も昔も輝きを放っています。 

 この地鹿児島県は、モウソウ竹(孟宗竹)伝来の地であり、全国一、竹の生産地並びに竹林面積を誇っています
 鹿児島の地は竹の生育に適し、竹の種類13酒類に上ります、その中でも真竹を中心として竹細工・竹製品を
 作製し、父の代から大正、昭和、平成と私こと大崩紀明で2代目になります、その間竹細工製作一筋に職人とし
 て、幾多の「全国の素晴らしいお客様」に妥協を許さない製品をお届けしてまいりました。
  
 大自然から育まれる竹の生命力、魅力を生かしつつ、日々創意工夫しつつ、オリジナリティー溢れる職人技とし
 て製作し続けております、勿論伝統の竹細工技法を守っているのは当然ですが、一口に竹細工技法と申しまし
 ても編み方一つでも、多岐にわたり、四つ目編み、六目編み、八目編み、網代編み等が有ります。
  
 私は、15歳の時京都にて10年程竹細工職人を目指し修行しました、当時は先輩等の技術を見て、体で覚える
 毎日を過ごしました、その後一級技能士や工芸職業訓練校教師の資格も得る事が出来ました。
  
 平成2年天皇家、文仁親王妃紀子様に「お弁当箱」三品を献上させて頂く栄誉もあずかる事が出来ました。
 御注文を頂きましてから、わずか10日での作製の為、先代と徹夜状態で懇親を込めて仕上げた逸品だと自負
 しております。この様に大量生産はできませんが、竹の材質や「くせ」を見抜き丁寧に作成いたしております。

 左記写真は、平成22年鹿児島県主催の、かごしま新特産品コンクールにて鹿児島
 県特産品協会理事長賞を頂きました、「網代文庫入れ」です。
  
 女竹を加工して蓋は網代(あじろ)の編み分けで模様を出し、身は升網代(ますあじ
 ろ)にして型にはめ逆三枚網代で側を編んでいます、硯などの書道道具を入れたり
 大切な本を入れたりと使い方は様々です。
  
 網代編みの技法は可なりの熟練が必要です、私はこの編み方が好きです。
 竹の魅力の沢山ありますが、竹材は弾力性が有り加工しやすい事や作品の種類
 が、沢山出来る事、大変に長持ちする事、例えば近年島津藩出身の「篤姫」ブームが
 有りましたが、「篤姫」の生きた時代からの竹を加工製作して「お茶道具」や日用品
 にしてあります。とにかく、大切に使い続ければ、世代を超えて、製品の輝きは失せ
 ません。又、日本の「和の文化」に竹材は数多く用いられています、籠物から家のリ
 サイディング、室内の装飾、壁や天井等々にも用いられています、とっても「粋」で
 です。戦後間もない頃米国人を魅了し、沢山の竹細工が輸出された事実もうなずけま
 す、この様に日本人独特の「わび、さび」は広く茶道具にも用いられています。
 写真は、竹工芸品を製作している写真です、先代と親子ライバルとして幾多の紙面を
 飾った事も有りますが、竹を曲げる作業は、火を使う事が多いのですが、わずかに
 灯る「ろうそく」を用いております、竹の持つ繊細さを充分に引き出すために、風が
 少しでも強ければ、この手作業は困難です。
  
 長い事この道一筋に竹細工を作製してきますと、竹は「言葉」を持っているかの様に
 思います、一本一本の竹の持つ、しなやかさ、肌に感ずる温もりも「言葉」として聞
 こえるように感じてなりません。
 竹は、年数3年程のものが適していて、旧暦の8月から旧正月までに、闇の夜に切
 ります。月の夜は竹が養分を吸って虫がつきやすいくなるからです。
 この様に単なる竹を切るという作業一つにしても、昔ながらの知恵が伝わります。
  
 竹の種類には、真竹(唐竹)孟宗竹等が有りますが、唐竹は節目が長く細工しやす
 い利点が有ります、寒暖の厳しい竹が良質と云われていますが、京都、新潟、奈良
 滋賀県それに当たります、鹿児島県の竹は火山灰の影響でこれも他県に劣らず
 品質が良いとされています。
 竹は切ってからすぐ使えるものではなく、1〜2カ月おき、油抜きをしてから使いま
 す。割合としては、竹の皮9割、残りの身をデザインに使います。
  
 一つの作品を作り上げるのに、2〜3週間掛けて作りますが、作品の種類も大層数
 多く、作品例としても、茶碗めご、米あげじょげ、うばら、中ばら、小ばら、醤油の
 ス、弁当籠、豆腐籠、農業用もっこ等々です。
 現代文明の進化は目を見張るものが有りますし、生活の欧米化により、プラスチック
 製の日用品が格安の値段で大量に出ていますが、廃棄するのにも有害な物質が出
 る事、ダイオキシン問題で家庭では、燃やしてしまう事が出来なくなりました。
  
 しかし、竹は燃料としても、油を多量に含んでいますので、昔は、お風呂を沸かして
 生活していたものです、資源としてのエコ再利用にも一役かっていたものです。
 このかけがえのない竹を燃やす前までは竹細工として日本古来の伝統文化に「粋」
 を伝えてくれます。
 ここで、竹細工をお使いになるコツをお伝えします。
  
 1、水に濡らさない「竹細工は湿気を嫌う」
 2、もし、濡れたら拭いて干す
 3、高級品は、漆器のように乾拭きする
 この様に、竹細工はデリケートなのです。
 ここで、竹細工の魅力を簡単にお伝えいたします。
  
 1、長持ちする
 2、古風さが良い
 3、材質感が良い
 4、古くなればなるだけ味が出る
  
 又、伝統工芸として、熟練の技を誰かに継いでもらいたいのですが、なかなかです。
 沿革 昭和32年 職業補導所竹細工科を修了
             竹細工の修行として京都に行く
     昭和46年 全国商工会連合会会長より感謝状を授与         
     昭和53年 鹿児島県商工会議所連合会会長賞を受賞    
     昭和54年 鹿児島県知事賞を受賞
     昭和55年 鹿児島県議会議長賞を受賞
             全国伝統的工芸品産業振興会会長賞を受賞
     昭和56年 鹿児島県市長会会長賞を受賞
             鹿児島県商工会議所連合会長賞を受賞
     昭和57年 鹿児島県竹産業振興会連合会会長賞を受賞
     昭和59年 労働大臣より一級竹工芸技能士(編組)に認定
     平成 3年 職業訓練指導員免許取得
             全国竹製品組合より表彰
     平成 8年 鹿児島県伝統的工芸品に認定       
     平成12年 鹿児島市工芸展入選、翌年も入選 
     平成22年 県新特産品コンクールにて特産品協会理事長賞を受賞

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